車の冷却水(ラジエーター液)の点検方法を紹介

車の冷却水は、別名ラジエーター液やLLCとも呼びますが、エンジンに必要不可欠な重要な消耗品です。
冷却水に問題が発生すると最悪エンジンが壊れて走行不能になり、修理費用が10万円以上かかる可能性があります。

しかし、冷却水は工具不要で約5分ほどで点検する事ができます!
冷却水の点検方法や減っている時の応急処置などを画像付きで紹介していきます。
冷却水のタンク

冷却水(ラジエーター液)の役割は?

車には冷却水、または別名ラジエーター液という液体が消耗品として使われています。
冷却水はエンジンを冷やすための液体で、冷却水がない状態で走行するとエンジンを冷やすことができず最悪オーバーヒートしてエンジンが壊れてしまいます。

冷却水漏れによるオーバーヒートを防ぐためにも、定期的に冷却水の液量を点検しましょう。
冷却水の液量は目視点検になるので、基本的に工具いらいずの5分ほどの誰でもできる簡単な作業です。

冷却水の点検に必要な工具

冷却水の点検は目視で行うので、工具は必要ありません。

冷却水の点検方法

冷却水の液量点検方法を、私の愛車スイフトを例に解説していきます!

はじめに、冷却水の液量点検はエンジンが完全に冷めた状態でおこないます。直前まで走行していたら、エンジンが冷えるまで待ちましょう。エンジンが冷えたらボンネットを開けエンジンルームを見ます。
エンジンルーム
画像赤丸部分が冷却水が入っているタンクです。

冷却水が入っているタンクを見ると、下側にLOW、上側にFULLと表示がありますが、この間に冷却水があれば正常なので問題ありません。
冷却水のタンク

以上で点検作業完了です!すごく簡単でしたよね?お疲れ様でした♪
しかし、冷却水の量が多かった場合や少なかった場合はどうしたらいいのでしょうか?
簡単な対処方法を解説していきます!

冷却水が多い時、少ない時の対応は?

冷却水がいきなり多くなる時はないと思うので、入れ過ぎてしまった場合のみの対処方法になります。まず、多く入れ過ぎてしまっても、タンクの上部からあふれるだけなので大きな問題になりません。
ただ、エンジンルーム内が汚れてしまうので、多く入れ過ぎてしまったら適量を抜き取りましょう。100円ショップなどで販売されている空のシャンプーボトルのポンプなどを利用するとスムーズに抜く事ができます。

反対に冷却水が少ない時の方が大問題です!
冷却水がどこかで漏れている可能性があります。最悪エンジンがオーバーヒートする可能性がありますので、おとなしく付き合いのあるディーラーか車屋に持って行きましょう。

車屋に持ち込む場合は

  1. 車屋に症状を伝えて相談、入庫日の予約をする。この時点で自走して入庫していいかアドバイスを求めましょう。
  2. 自走して入庫する場合は、一番近いカー用品店かホームセンターで冷却水を予備として購入
  3. 車屋へ向かう途中で適度に冷却水の残量を確認。少ないようなら予備として購入した冷却水を継ぎ足す

このように対応して頂ければと思います。
また、冷却水の補充方法などがわからない場合は、無理をせず車屋に相談してアドバイスを求めましょう。

冷却水の補充で絶対にやってはいけない事

冷却水を補充したり交換する際は、必ずエンジンが冷めた状態でタンク部の方の蓋を外して冷却水を入れて下さい。
冷却水のタンク

そして、エンジンが冷えていない時は、ラジエーターの上部についている銀色の蓋を絶対に開けないで下さい!
ラジエーターキャップ
エンジンが熱い状態でラジエーターの上部の銀色の蓋を開けると、高圧の蒸気が一気に噴出し火傷します。

冷却水の交換時期の調べ方

冷却水は、一般的に2年、もしくは2万kmごとに交換と言われています。
しかし、車種によっても変わってくるので、車に付属している取扱説明書で確認しておきましょう。取扱説明書にはオイルや冷却水などの交換時期がまとめて記載されています。

まとめ

今回は冷却水の点検方法について紹介させて頂きました!
冷却水はエンジンにとって重要な消耗品であり、冷却水に問題が発生すると最悪エンジンが壊れてしまいます。

冷却水の点検は普段見落としがちですが、工具不要で約5分もあれば簡単に点検する事ができます。
その5分で10万円以上の修理費用を節約できるかもしれません。定期的な点検をおすすめします。


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